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みんなの「俳句」ブログ


8月句会「結果」

2017/08/10 15:00
  第59回 8月句会「結果」
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※次回9月句会は2句出しで
 8月31日(木)午後5時投句締め切り
 選句は9月7日までの一週間です

特選句 選評集

1.草いきれクルスに軋む釘の音(英和)
【大津留直さん評】
おそらく、島原・天草のキリシタンの殉教者たちを偲ぶ一句であろう。
作者は、そこで生い茂る夏草の草いきれの中に、磔刑になった殉教者たち
をクルス(十字架)に打ち付ける釘の軋む音を聴いているのだ。もしかしたら、
船越保武の「長崎26殉教者記念像」を見ているのかもしれない。ともかく、
「クルスに軋む釘の音」を聴き続けることの重要性を気付かせてくれる一句だ。

【五島高資さん評】
「草いきれ」と「軋む釘の音」による嗅覚的および聴覚的な詩的効果によって、
十字架にかけられたイエス・キリストが生々しく迫ってくる。

7.私とは私の記憶かき氷(浮葉)
【加藤昌一郎さん評】
私という存在は今かき氷を食べる
私の持っている記憶だけのような物。
食べられてしまえば何も残らない。
寡黙で知的な姿の良い文鎮のような
句と思います。

【森信之さん評】
分かったような分からないような不思議な句で、後まですっと
尾を引いていて、ああでもない、こうでもないといろいろ想いを
めぐらせています。かき氷との取り合わせも絶妙。

【星人評】
この句の「私」は、実在、実体としての私ではなく、
相手との関係性の中にある「私」だと読めた。
愛するひとに「あなたどちらさま」と言われたときのことを
思い出した。そこからつらい日々が始まった。

11.村の子の腰まで浸かる夕焼かな(星人)
【加藤直克さん評】
水面に映る夕焼の中で腰まで水に浸かって
遊んでいる子供たちという情景が浮かんでくる。
でも必ずしも水の中に入らなくてもいいのかもしれない。
この句の夕焼けはなにかこの世ならぬ世界を象徴している
ようにも思える。であれば子供たちの無心の遊びはすでにその世界に
半身を浸しているということなのかもしれない。
俳句ならではの幻想的な世界の広がりを感じさせてくれる名句だと思う。

12.大鯉の横切つてゆく星月夜(星人)
【真矢ひろみさん評】
最近、夏休みの子供を巷にみかけるが
あの明るく、夢想に満ちた日常を思い起こし、
心地よくなりました。

【松本龍子さん評】
一読、詩情を感じる。目の前の池に大きな鯉が横切ってゆく、満天の星が
池を照らす月のない夜であるという句意。星明りに大鯉が目の前を横切る
ことに「作者の驚き」が表れている。まるで星空に大鯉が泳いでいるかのようだ。

【阪野基道さん評】
星月夜にまさかの大鯉、景の大きさに惹かれた。
星月夜に泳ぐ魚といえば、シャガールの青を基調にした絵に、
大魚が中空を飛んでいる絵がある。
この句の大鯉も中空をよぎってゆくようだ。
しかし、星月夜の中をどこへ行こうとしているのか。彼岸?

18.明星の微笑み返す蓮の花(高資)
【石田桃江さん評】
夜明けに蓮の花がほほえんで開いている。
明けの明星のかがやきもほほえんでいる。
はるか宇宙と地上の蓮の花のほほえみ返し、
微笑の挨拶。すがすがしい句だと思います。

19.劉暁波墓を残さず夏終る(直)
【鈴木浮葉さん評】
火葬の遺骨はどうなったのか、奥さんの元にあるのかしら。
墓はなくても全世界の人の心にその存在は刻まれる。

20.赤蜻蛉虚空のなかを覗きこむ(龍子)
【朝吹英和さん評】
赤蜻蛉が空中でホバリングしている光景が目に浮かんだ。
虚空には赤蜻蛉にしか見えない世界が存在しているのかも知れない。

26.ひまわりやあいさつ出来て元気な子(桃江)
【服部一彦さん評】
元気な子とそれを見守る大人と心温まる情景。
何より虚飾の無い筆致が好もしい。向日葵が効いている。

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8月句会「選句」

2017/08/03 12:09
  8月句会「選句」

6句選、そのうち1句が特選
特選句に短評を付してメールで返信のこと
8月10日(金)午後5時締め切り

1 草いきれクルスに軋む釘の音
2 大団扇あおいで風のおもおもし
3 すれ違ふ少女メロンの香りせり
4 空蝉や胎内仏をもてあます
5 素描画の直線鋭くて凉し
6 もどり来て指に停まれる赤蜻蛉
7 私とは私の記憶かき氷
8 水澄むや空のしじまを深めつつ
9 晩年の父の日記や梅雨に入る
10 梅雨寒し母の遺影の畳の間
11 村の子の腰まで浸かる夕焼かな
12 大鯉の横切つてゆく星月夜
13 八月のパレットに緋の凝固かな
14 新涼の山が放ちし翼かな
15 薄雲の単帯して月の山
16 星月夜補堕落山に漕ぎだせり
17 夕花野どこまで行っても端が無い
18 明星の微笑み返す蓮の花
19 劉暁波墓を残さず夏終る
20 赤蜻蛉虚空のなかを覗きこむ
21 水平のやや盛り上がる海月かな
22 傾く日に力をためて蓮の花
23 木刀の汗にじませてゐる殺気
24 収穫の家族で囲む西瓜切る
25 金色の汗絞り出す薔薇の嘘
26 ひまわりやあいさつ出来て元気な子
27 梅雨明くるヘリコプターの爆音澄み
28 変声期の少年撃たむ夏の雲

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8月句会告知

2017/07/31 11:55
投句少なく、8月句会の選句公開は3日正午とします

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7月句会「結果」

2017/07/10 16:53
  第58回 7月句会「結果」
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※次回8月句会は2句出しで
 7月31日(月)午後5時投句締め切り
 選句は8月7日までの一週間です

特選句 選評集

6.日雷そらに考妣の奔るかな(基道)
【松本龍子さん評】
一読、直感的な詩情を感じる。季語「日雷」は夏の晴天時にゴロゴロッと鳴って 、
雨を伴わない雷である。その瞬間に、亡き父母が逃げるように姿をくらましたように
感じたという句意だろうか。普段、意識の外にある亡き父母を、突然の「日雷」の音が
想起させる。それは子供の頃に受けた躾のための叱責かもしれないし、
現在の作者への励ましなのかもしれぬ。

15.昏れがての沈黙を呼ぶラベンダー(哲央)
【大津留直さん評】
太陽が沈もうとしながらも、ゆらゆらと残っている北方の大地に、
その昏れがての大地の静寂を静寂として現すという意味で、
その大地の沈黙を呼ぶようにラベンダーが咲き誇っているのだ。
シベリウスの音楽が聴こえてくるような句である。

17.富士山の艫綱を解く夕焼かな(高資)
【加藤直克さん評】
田子の浦ゆ…ではないが、艫綱を解いて出て行く船から見れば、
ゆっくりと富士山が小さくなるのであろう。しかし掲句ではむしろ
発想を転換させて、遠ざかりゆくは富士という船であると詠んだのではないだろうか。
というのも夕焼け空は富士よりも大きく、かつ広大であるからである。
あるいは夕焼け空そのものを海としてみているのかもしれない。
いずれにせよ息をのむ絶景を感動のまままとめ上げる力量が素晴らしい。

【加藤昌一郎さん評】
富士山が出航するという光景が凄い。
富士の舳先夕焼あたりから錨が上り、
あの巨大な曲線が静かに滑り出す。
想像しただけでも胸が震えるようです。

【朝吹英和さん評】
夕焼け空にやがて沈みゆく富士山を巨艦と見立てた
スケールの大きな景。

【星人評】
皆さんに全部語られましたので、句会の舞台裏の話をします。
この句を読んだ瞬間、これはかなわないと思いました。
実は〈纜を解けばジュラ紀の大夕焼 星人〉を用意していたのですが、
恥ずかしくなって差し替えました。

18.地下鉄に梅雨を持ち込む傘の先(哲央)
【石田桃江さん評】
地上の梅雨を地下鉄で傘の先に
したたり落ちる雨に梅雨を持ち込むとの発想。
愉快な句だと思います。

19.麦秋や町に一つの映画館(信之)
【鈴木浮葉さん評】
ちいさな町に一つは映画館があった時代もあった。
季語「麦秋」が映画の題名を連想させる。映画が庶民の
唯一の娯楽だった時代、そのころのつましい日本人の暮らし、
女言葉や、美しい敬語がありし時代を思う。

【真矢ひろみさん評】
一読、小津の「麦秋」を想起。いわゆる「つきすぎ」との評価も成り立つ。
こういう作句法はほかにも応用がききそうだが、さてどうだろう。

20.夏の庭その日その日の貌持てり(信之)
【小出哲央さん評】
日によって晴れやゲリラ豪雨など移ろいやすい天気の様を貌という漢字で
的確に表していると感じました。

24.薄命や喜雨のまほらに火のにほひ(ひろみ)
【阪野基道さん評】
「まほら」の古語で、思いは一気に古代へと誘われる。
そして古代から連綿と続いてきた人々の飢えが、雨と火のにおいの中に
受け継がれてきたと感じるとき、読む者は、個々の命の儚さを慈しむよりほかに、
なすすべはないのではないか、などと触発される句。

【森信之さん評】
これからも頑張って生きて行こうとする
希望があらわれている。

28.今昔の溶け込んでゐる遠郭公(ゆう)
【服部一彦さん評】
カッコウの鳴き声は遠近の距離感だけでなく時空の
隔たりも同時に伝えているのだという作者の
メッセージが心地よく響きました。

30.玄奘の旅の終りの夏銀河(星人)
【五島高資さん評】
求法の旅が終わっても経典の翻訳や弘法といった多くの使命が待っている。
帰還の安堵と共にそれからの大事が夏銀河と様々に共鳴する。

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7月句会「選句」

2017/07/03 12:00
  7月句会「選句」

6句選、そのうち1句が特選
特選句に短評を付してメールで返信のこと
7月10日(月)午後5時締め切り

1 失せ物も星座巡るも天動説
2 遠き日の想ひ出掬ふ補虫網
3 ほととぎす宙の昏さに鳴きやまず
4 ヴィナスの腕の付根が腕を捜す
5 五月雨の止み間掠めしモーツァルト
6 日雷そらに考妣の奔るかな
7 空蝉のふつと声だすアイフォン
8 ひかり満つ荒野の果てやほととぎす
9 白鷺の影おいて去る水面かな
10 生きるとは青蔦さやにまとわせる
11 パラレル世界在り氷柱の向かう側
12 蜘蛛の囲に月閉ぢ込めて魔女の庭
13 病葉や神の嫉妬と思ふまで
14 配管の曲がりくねりや夏の星
15 昏れがての沈黙を呼ぶラベンダー
16 追悼の陶酔にゐてジギタリス
17 富士山の艫綱を解く夕焼かな
18 地下鉄に梅雨を持ち込む傘の先
19 麦秋や町に一つの映画館
20 夏の庭その日その日の貌持てり
21 あぢさゐの毬のへこみといふ余白
22 観音の石の眉吹く青嵐
23 蓋あけて完熟梅の気をもらふ
24 薄命や喜雨のまほらに火のにほひ
25 千畳の岩室を洩る夏の月
26 一夜ごと寝る子は育つ胡瓜かな
27 語り手は松重豊どぜう鍋
28 今昔の溶け込んでゐる遠郭公
29 大揚羽よぎり大樹のやや傾ぐ
30 玄奘の旅の終りの夏銀河


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6月句会「結果」

2017/06/09 14:33
  第57回 6月句会「結果」
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※次回7月句会は2句出しで
 6月30日(金)午後5時投句締め切り
 選句は7月7日までの一週間です

特選句 選評集

3.ゆきずりに五月の空の蒼すぎる(ひろみ)
【高橋雅城さんの】
評は16日以降になります

4.蛇の衣遺体置場に赤い靴(龍子)
【大津留直さん評】
おそらく、作者は東日本大震災の後に、遺体置場で見た小さな赤い靴を
忘れることが出来ないのだ。しかし、今、その赤い靴を履いていた少女の魂は、
あたかも、蛇が脱皮した衣を残してどこかで生きているように、その赤い靴を
この世に残して、天国で元気に跳ねまわっていると思うことにしたのだ。

【星人評】
俳句にはどれもドラマがある。どんな光景か定かでないが、
私は6年前を思い出した。遺体安置所の様子は暴力的だった。
あの光景の中に赤い靴があったら、きっと憶えていただろう。
鮮やかな赤色には思いを絶たれたむなしさが滲んでいる。
中七の場所を外して「蛇の衣と赤い靴」だけでも詩になりそうだ。
体が大きくなると靴は小さくなる。靴は蛇のもぬけと似ている。

5.白鷺の八方睨みの孤独かな(一彦)
【朝吹英和さん評】
周囲を睥睨しつつ微動だにしない白鷺の姿。
孤高の存在とも見えた白鷺には自己の孤独な魂が投影されているようであった。

【五島高資さん評】
鳥の視野は八方睨みと言って良いほど広いようだ。外敵を素早く察知して
避難するのに適しているのだろう。ただそれだけ臆病ということかもしれない。
見えないものを信じることが出来ない孤独もそこに感じられる。

7.夏魚焼いて太虚のはじめかな(基道)
【森信之さん評】
日常の生活と太虚という大いなるものとの取り合わせにより、
我々は大いなるものに生かされているのだなあと感じさせられる一句。

14.陽の方へ地軸傾げて田水張る(直克)
【加藤昌一郎さん評】
作業の効率を上げるため、太陽に向って地軸を傾けるという発想の大きさが、
見事な絶景を作りました。案山子も田圃の護り甲斐があるでしょう。

【真矢ひろみさん評】
アングルの転換が眼目。地軸を持ち出したところ
に好感。

20.目借時ローカル線の車中かな(信之)
【石田桃江さん評】
電車に乗っているとリズムのある揺れが心地よくうつらうつらと
眠くなってくることがあります。また、ローカル線によりゆっくりと
時間が流れてゆくようです。目借時の季題がよいと思います。

27.噴水の眠むそうに痒そうに斜め(昌一郎)
【鈴木浮葉さん評】
痒そうに、が秀逸。楽しいです。

31.蛸廻る洗濯槽の唸りかな(ゆう)
【加藤直克さん評】
取り付く島のない句、何を鑑賞したら良いのか分からない句である。
でもなぜかおかしく、悲しく、恐ろしい。解釈されることを拒否しているとも取れる。
しかしポエジーは感じられるから不思議だ。

32.水音を水が持ち去る薄暑かな(星人)
【服部一彦さん評】
中七のお陰で水の音だけでなく動きや匂いまで伝わってくる。
薄暑という季節の鋭敏さを共感することが出来た。

【松本龍子さん評】
一読、詩情を感じる。水音を水が持ち去っている暑さを感じる気候であるという句意。
こう言われると、読者は流れる「水音」がすぐさま次の水に消されてゆく映像を思い
浮かべる。水の存在は「水音」として時空に浮かんでいる。その存在を「水が持ち
去る」とはなんと意表を突く発見だろう。俳句はこういう遊びもできるのだ。

【於保淳子さん評】
水の流れやその音に動きが感じられ、初夏の暑さに
涼やかな印象を与えていると思います。

【阪野基道さん評】
ゆく川の流れが音を運び去るとは、なんとも洒落ています。
水音は、常に新しい音。その水の淡さと薄暑の穏やかさが、
日本的な情緒を一段と高め合っています。
そして、水は、静止をすれば無音。

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6月句会「選句」

2017/06/02 12:24
  6月句会「選句」

6句選、そのうち1句が特選
特選句に短評を付してメールで返信のこと
6月9日(金)午後5時締め切り

1 空蝉に点りつづける白夜光
2 ゆらゆらと憂き世に浮くか苦蓬
3 ゆきずりに五月の空の蒼すぎる
4 蛇の衣遺体置場に赤い靴 
5 白鷺の八方睨みの孤独かな
6 片陰を選りて保険屋死を売りに
7 夏魚焼いて太虚のはじめかな
8 草千里をまだらに降るか五月雨
9 応、応とこたえし父の背に銀蝿
10 海青し梔子きりりと目の前に
11 変身のポーズで覚める昼寝かな
12 紫陽花の蕾隠れし緑かな
13 分かれゆく鉄路の光る青田波
14 陽の方へ地軸傾げて田水張る
15 海霧霽れてさよならを言う目と目かな
16 麦嵐やまず荒める別れかな
17 曇天にのぞく青空初夏の旅
18 緋牡丹の散りゆく今をパルティータ
19 踏み入れて青葉若葉の厳島
20 目借時ローカル線の車中かな
21 麦秋やあなたの家は遠すぎる
22 黒髪の長き乙女や夏来る
23 それぞれの家に不幸や遠郭公
24 短夜やグランドピアノ狂ひ初む
25 蝶結びほどいて蛇穴を出る用意
26 どないやねんぼちぼちでんなところてん
27 噴水の眠むそうに痒そうに斜め
28 うすばかげろふ暗き過去捨ていま空へ
29 捲る剥ぐ払ふ蹴飛ばす夏布団
30 あをあをと昏れゆく空や山法師
31 蛸廻る洗濯槽の唸りかな
32 水音を水が持ち去る薄暑かな

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6月句会告知

2017/05/31 11:06
投句少なく、6月句会の選句公開は2日正午とします
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5月句会「結果」

2017/05/13 10:36
  第56回 5月句会「結果」
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※次回6月句会は2句出しで
 5月31日(水)午後5時投句締め切り
 選句は6月7日までの一週間です

特選句 選評集

5.ダリア植うかつて人妻たりし土(ひろみ)
【大津留直さん評】
一読、「人妻たりし土」という措辞が意表を突く。
それが読者の想像力を喚起し、短編小説のような数場面が浮かんでくる。
作者は、なぜあの人妻に自分はこんなに惹かれるのかと思いながら、
ダリアを植えている。すると、その人妻が実はかつてこの土だったからなのだ
という想いが不図過って、なにか心が解れて来るように思えたのだ。

7.ぶっきらぼうに父の霊佇つ春の夢(ひろみ)
【森信之さん評】
ぶっきらぼうだった亡くなったお父さんが夢の中でも
やはりぶっきらぼう。

10.そよかぜに波と散りゆく桜かな(直克)
【石田桃江さん評】
散る桜の儚さと優美な情景をいただきました。
そよかぜと波によりリズムを感じます。

16.すみれ摘む空の芯まで眩むとき(一彦)
【加藤直克さん評】
すみれと空の芯との取り合わせ、とくに「さ」行音の連なりとイメージの交錯が
素晴らしいです。そしてそれが「摘む」「眩む」という「む」音で連結されていて、
句の姿が決まっています。意味的にもすみれの青さと空の蒼さが一つになり、
この世に住む=澄むことの驚きと祈りが一つになるのでしょう。

20.鳴り止まぬ隣家の目覚まし昭和の日(浮葉)
【加藤昌一郎さん評】
昭和の目覚ましは金属のカップを金属の棒で叩く原始的なドラのようなもので、
鳴り方も今のように時に遠慮っぽい断絶などなく、鳴り出したら睡眠者が止める
まで鳴り通す、軍国日本的なものでした。「昭和の日」が入ってゐるだけで、
古い昭和が生きた光景になった。

21.うららかや枕木枕木汽笛汽笛(哲央)
【星人評】
スピードに任せ、体を揺らしてエンドレス。
列車音のリズムが定型の意識を取り払っている。
自由な気持ちで読ませてくれる面白い一句。

23.銀河系宇宙脈打つ落花かな(星人)
【朝吹英和さん評】
引っ切り無しに散りゆく花吹雪もまた生命力の
象徴である。気宇壮大な世界が魅力的。

24.禅寺の角を曲つて揚羽来る(ゆう)
【於保淳子さん評】
何気ない風景ですが、禅寺の角から出て来た揚羽は
何かの魂を運んでいるような気がします。

25.陸果つるまで菜の花の叫びかな(星人)
【鈴木浮葉さん評】
陸(くが)果つる先は青い海。そこまでずーっと
菜の花畑。たぶんきっと狂おしい黄色い悲鳴。 

【松本龍子さん評】
一読、一面の菜の花が見える。むせ返るようないのちの誇張。「叫び」という
言い方のために見える陸すべてが菜の花であるような印象を受ける。まるで
菜の花が意志をもって陸の果てまでのびているような捉え方である。作者の
直感的な「感動」も見えてくる。

【高橋雅城さん評】
「陸果つる」というので岬に菜の花が咲き溢れんばかり、
「叫び」というので断崖となっているその岬を思い浮かべました。
これ以上踏み込めば断崖より落ちてしまう、しかし菜の花は咲き誇っている、
ひいては地の色をみせず菜の花が咲き、その黄色と海の青との
コントラストを見せている、そのさまを「叫び」という
言葉であらわしたのが非常にいいと思いました。

32.ぞろぞろと星食ひにくる牛蛙(龍子)
【服部一彦さん評】
こういうふうに平叙されると至極当たり前の様な気がしてくる。
古事記の世界に迷い込んだような懐かしい抒情。

【真矢ひろみさん評】
星と牛蛙の取り合わせの妙

【小出哲央さん評】
中七の「星食いにくる」が牛蛙ののそのそとした緩慢な動きを表しており、
また地上にいる牛蛙と星の空間の広さが見事だと感じました。

【五島高資さん評】
たしかに異形なる牛蛙の内部はブラックホールのようにも思われる。
奇抜な着想だが妙なリアリティがある。
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5月句会「選句」

2017/05/03 10:32
  5月句会「選句」

6句選、そのうち1句が特選
特選句に短評を付してメールで返信のこと
5月10日(水)午後5時締め切り

1 ほつほつと元気をもらう芽吹きかな
2 生涯を縄目のマスクメロンかな
3 春深し手放し難き野草図鑑
4 稲妻を避けながら行く認知症
5 ダリア植うかつて人妻たりし土
6 石段を昇りて一つ花菫
7 ぶっきらぼうに父の霊佇つ春の夢
8 風光る派手な帽子の映画スター
9 咲き初めて花より花のしだるるを
10 そよかぜに波と散りゆく桜かな
11 プリズムに夢の分光五月来る
12 春疾風源義の頸攫ふまで
13 木登をしてみて今日に五月かな
14 流木に絡みて青きクレマティス
15 山藤の枝垂れ加減も甲斐路かな
16 すみれ摘む空の芯まで眩むとき
17 メーデーやお茶漬けさらさら父ちぢむ
18 椿落つレコンキスタの赤き土
19 春愁や無言を包む小糠雨
20 鳴り止まぬ隣家の目覚まし昭和の日
21 うららかや枕木枕木汽笛汽笛
22 悲嘆の方が不安よりまし花吹雪
23 銀河系宇宙脈打つ落花かな
24 禅寺の角を曲つて揚羽来る
25 陸果つるまで菜の花の叫びかな
26 見えぬもの見えてくるなり鑑真忌
27 讃美歌の終わり涙の四月かな
28 レモン棚を透かして碧き空五月
29 春の陽の彩りに生る睫毛かな
30 みちのくや花の下にて眼を擦る
31 階段の三段おきに夏きざす
32 ぞろぞろと星食ひにくる牛蛙

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タイトル 日 時
4月句会「結果」
4月句会「結果」   第55回 4月句会「結果」 ...続きを見る

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2017/04/11 10:04
4月句会「選句」
  4月句会「選句」 ...続きを見る

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2017/04/03 11:43
3月句会「結果」
3月句会「結果」   第54回 3月句会「結果」 ...続きを見る

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2017/03/07 19:28
2月句会「結果」
2月句会「結果」   第53回 2月句会「結果」 ...続きを見る

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2017/02/07 18:48
1月句会「結果」
1月句会「結果」   第52回 1月句会「結果」 ...続きを見る

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2017/01/17 21:49
1月句会告知
1月句会告知 1月句会は2句出しで 1月10日(火)午後5時投句締め切り 選句は1月17日までの一週間です ...続きを見る

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2017/01/02 20:40
12月句会「結果」
12月句会「結果」   第51回 12月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/12/08 19:56
14年分から振り返ってみました
14年分から振り返ってみました   ...続きを見る

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2016/11/17 19:24
11月句会「結果」
11月句会「結果」   第50回 11月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/11/07 18:18
11月句会告知
11月句会告知 第50回月例句会の選句公開は2日とします 今回だけは全員の投句を待ちます  ↓11月上旬まで 夕方の空 ...続きを見る

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2016/10/16 19:33
10月句会「結果」
10月句会「結果」   第49回 10月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/10/07 13:37
10月句会告知
10月句会告知 2句出し。9月30日〆 ↓音無し ...続きを見る

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2016/09/29 22:47
9月句会「結果」
9月句会「結果」   第48回 9月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/09/07 17:07
8月句会「結果」
8月句会「結果」   第47回 8月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/08/07 18:33
7月句会「結果」
7月句会「結果」   第46回 7月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/07/07 19:05
今年1〜6月 月例句会結果まとめ
今年1〜6月 月例句会結果まとめ    今年1〜6月 月例句会結果まとめ ...続きを見る

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2016/06/23 12:55
6月句会「結果」
6月句会「結果」   第45回 6月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/06/07 18:12
5月句会「結果」
5月句会「結果」      第44回 5月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/05/10 18:25
4月句会「結果」
4月句会「結果」      第43回 4月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/04/07 20:34
3月句会「結果」
3月句会「結果」     第42回 3月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/03/07 23:06
2月句会「結果」
2月句会「結果」     第41回 2月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/02/07 02:17
1月句会「結果」
1月句会「結果」   第40回 1月句会「結果」 ...続きを見る

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2016/01/12 18:54
2015年句会結果まとめ
2015年句会結果まとめ      ◇2015年句会結果まとめ◇ ...続きを見る

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2015/12/24 16:43
12月句会「結果」
12月句会「結果」   第39回 12月句会「結果」 ...続きを見る

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2015/12/12 14:45
11月句会「結果」
11月句会「結果」   第38回 11月句会「結果」 ...続きを見る

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2015/11/09 15:28
10月句会「結果」
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2015/10/08 20:05
9月句会「結果」
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2015/09/08 00:52
8月句会「結果」
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2015/08/08 14:13
7月句会「結果」
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2015/07/08 06:24
今年1〜6月 月例句会結果まとめ
今年1〜6月 月例句会結果まとめ    今年1〜6月 月例句会結果まとめ ...続きを見る

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2015/06/11 13:57
6月句会「結果」
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2015/06/07 21:05
5月句会「結果」
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2015/05/12 17:13
4月句会「結果」
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2015/04/07 22:39
3月句会「結果」
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2015/03/08 13:30
2月句会「結果」
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2015/02/07 17:13
1月句会「結果」
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2015/01/12 15:10
2014年句会結果まとめ
2014年句会結果まとめ 2014年句会結果まとめ ...続きを見る

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2014/12/09 14:53
12月句会「結果」
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2014/12/07 17:01
アミノ酸
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2014/11/13 10:53
11月句会「結果」
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2014/11/08 07:09
11月句会告知と最近の感動の一冊
11月句会告知と最近の感動の一冊 ...続きを見る

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2014/10/24 14:48
10月句会「結果」
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2014/10/07 20:54
9月句会「結果」
※次回10月句会は2句出しで 9月30日(火)午後5時投句締め切りです 選句は10月7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 1.鬼怒川の悠久ありて鮎三尾(直克) ...続きを見る

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2014/09/07 19:07
8月句会「結果」
※次回9月句会は2句出しで 8月31日(日)午後5時投句締め切りです 選句は9月7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 5.道をしへサーカス来ると伝へ聞く(雅城) ...続きを見る

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2014/08/07 15:41
『新現代俳句最前線』(北溟社刊)
▼俳誌「歯車」358号 一書一句欄  利腕が不意に檸檬の香を放つ  石母田星人 ...続きを見る

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2014/07/10 18:34
7月句会「結果」
  ※次回8月句会は2句出しで 7月31日(木)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 6.クレソンの静けさを切るナイフかな(直克) ...続きを見る

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2014/07/07 19:28
高橋雅城さんの特選句選評集
 ◇高橋雅城さんの特選句 選評集◇ ...続きを見る

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2014/06/16 18:54
今年1〜6月 月例句会結果まとめ
いつもの通り刹那に流れていかないよう、今年上半期を振り返ります。 4月分から横組みになって見にくいかも知れません。ご免ね。 ...続きを見る

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2014/06/10 19:13
6月句会「結果」
  ※次回7月句会は2句出しで 6月30日(土)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 12.寡黙さも美学のひとつ猫柳(穏子) ...続きを見る

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2014/06/07 19:30
5月句会「結果」
  ※次回6月句会は2句出しで 5月31日(土)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 4.献血を済まし新樹を仰ぐなり(雅城) 【石田桃江さん評】 無償の行為の献血。新樹を仰ぐことでいのちの つながりを感じました。 5.ひきがへる昭和の貌を留めをり(英和) 【松本龍子さん評】 一読、なんといっても季語のひきがえるが利いている。 昭和は戦争と高度成長の時代を象徴しているが 四肢が比較的短く、肥大した体をのそのそと運ぶ姿は ... ...続きを見る

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2014/05/08 14:28
4月句会「結果」
※次回5月句会は2句出しで 4月30日(水)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です  ◇特選句 選評集◇ 2.電線の廻りて富士の暮れ泥む(高資) 【加藤昌一郎さん評】 世界の名物になって脚光を浴びた富士。 花電車のようにネオンの中に立っている。 3.父の骨流木めきて春の月(直) 【加藤直克さん評】 父親を看取ったとき、死にゆく身体が親から子への 一世一代のプレゼントであるような気がした。 命を終えて岸辺にたゆたう流木も、そうした プレゼントの一... ...続きを見る

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2014/04/07 19:06
3月句会「結果」
※次回4月句会は2句出しで 3月31日(月)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です   ◇特選句 選評集◇ ...続きを見る

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2014/03/08 17:44
2月句会「結果」
※次回3月句会は2句出しで 2月28日(金)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です   ◇特選句 選評集◇ ...続きを見る

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2014/02/07 18:30
1月句会「結果」
※次回2月句会は2句出しで 1月31日(金)午後5時投句締め切りです 選句は7日までの1週間です   ◇特選句 選評集◇ ...続きを見る

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2014/01/13 20:15
句会この一年〜まとめ
この一年の句会を振り返りました。 皆さんありがとうございました。 ...続きを見る

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2013/12/24 20:35
浦川聡子さんの枯蓮
いつさいは天上にあり枯蓮   浦川聡子(『眠れる木』より)秋時雨のなか晩秋の池を見てきました。 すぐに聡子さんのこの句が浮かびました。 「天上」という言葉には、 「空の上、この上もない、天に昇る、死ぬ、天上にある世界」など 多くの意味があります。 この句の天上は、枯蓮の印象から、 単に空の上ではなく死とつながるイメージがあります。 荒涼とした湖沼の、しおれた枯蓮の前にいるのです。 枯れて折れ曲がった葉や茎が風で音を立てています。 その場所で天上にいるとても大切な人、 その... ...続きを見る

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2013/10/25 21:24
句集『いいげるせいた』
 福島県喜多方市の俳人五十嵐進氏の第3句集。霧工房・2000円。  帯に書かれた自選15句は〈冷蔵庫の母の夕焼けを解凍する〉〈田園に風の断崖(きりぎし)父という〉〈幽霊のうごくかたちに雪降れり〉〈冬月や金粉法で彫る故郷〉〈少年を脱皮の途中鳥帰る〉〈この道は私を通る泣きながら〉〈君もまた片道だけの天の川〉〈満月のうしろ姿や海の盆〉〈手花火や見知らぬ背中濡れている〉〈百万の蛙の声の浮力にて銀河〉〈野末には首だけの馬かげろひき〉〈わが身とは煙突(けむりだし)とよ春の暮〉〈遠山に人干されおり夕紅葉... ...続きを見る

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2013/07/01 11:31
大石雄鬼さんの『だぶだぶの服』
大石雄鬼さんから、句集『だぶだぶの服』(ふらんす堂)を頂戴した。 帯に書かれた自選句は〈舟虫の化石にならぬため走る〉〈螢狩してきし足を抱いて寝る〉〈象の頭に小石の詰まる天の川〉〈菜の花をシャドーボクサー横切れり〉〈木下闇からだを拭けば赤くなり〉〈胸に綿あつまつてゐる夏布団〉〈クーラーのしたで潜水艦つくる〉〈下半身省略されて案山子佇つ〉〈獅子舞の心臓ふたつもて怒る〉〈磯巾着小石あつめて眠りゐる〉〈やどかりの後ろに妻の巨大なり〉〈ハモニカに映りて滝のやうになる〉〈原子力発電所から春の鹿〉〈田螺... ...続きを見る

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2012/10/12 15:13
金子敦さんの『乗船券』
金子敦さんに第4句集『乗船券』をいただいた。金子さんは「出航」所属。 ...続きを見る

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2012/06/17 12:49
久保純夫さん久保るみ子さんの『美しき死を真ん中の刹那あるいは永遠』
久保純夫さんから『美しき死を真ん中の刹那あるいは永遠』を頂戴した。 帯文に「句集『美しき死を真ん中の刹那あるいは永遠』は、もともと句日記として書いていたものから、俳句だけを独立させたものです。従って、すべて妻である流美子に向かって書かれた俳句になります。二〇一一年六月二五日、流美子がいなくなってからも、俳句は書き続けました。この三六五+αの句の後ろには毎日の想いが填っているのです。そして流美子が久保るみ子として書いた最後の作品になった四八句を収録しました」とある。 妻の入院、退院、ご自宅... ...続きを見る

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2012/06/11 15:16
岩淵喜代子さん『白雁』
岩淵喜代子さんに第5句集『白雁』(角川書店)を頂戴した。岩淵さんは「ににん」代表。 〈万の鳥帰り一羽の白雁も〉〈幻をかたちにすれば白魚に〉〈花ミモザ地上の船は錆こぼす〉〈十二使徒のあとに加はれ葱坊主〉〈今生の螢は声を持たざりし〉〈登山靴命二つのごと置かれ〉〈鳥は鳥同志で群るる白夜かな〉〈月光の届かぬ部屋に寝まるなり〉〈狼の闇の見えくる書庫の冷え〉など、凛とした景や大きな迫力のある構図が目立つ。そんな中、作品に原初の光が射し込み他の句とは違う次元で詠まれているような3句を曳く。〈尾があれば尾... ...続きを見る

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2012/05/20 16:57
山崎十生さんの『恋句』
山ア十生さんに第7句集『恋句』(喜怒哀楽書房)を贈っていただいた。山アさんは「紫」主宰。 〈殺意とは愛の結晶冴返る〉〈まぐはひの正装として遊糸あり〉〈匕首を帯に挟んで青き踏む〉〈手紙から鼓動伝はる青時雨〉〈聖五月耳のうしろに海がある〉〈告白はしないつもりだ額の花〉〈さくらんぼ二つに岐れたるその後〉〈その椅子が泉となってゐたる孤悲〉〈過客とは次の滴りまでの恋〉〈そのもののためにはあらず木下闇〉〈焙煎の汝が耳許にうっすら汗〉〈ことなしの宵闇爪が長すぎる〉〈芋の露おのれを縛り続けたり〉〈シャンプ... ...続きを見る

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2012/05/20 16:15

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