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1月句会「結果」

2018/01/17 20:01
  第64回 1月句会「結果」
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2月句会は1月31日(水)午後5時投句締め切りの2句出しです


特選句 選評集

2.寒桜カンブリア紀の岩に咲く(直克)
【星人評】
すべての動物が揃った「カンブリア大爆発」を目撃した岩。
そこに根を張る寒桜。摩訶不思議な光景だが、
桜は現実の花をつけた。花の中には5億5千年前の記憶を持つ
ものもあるのかもしれない。

15.冬蝶の落ちて月食はじまりぬ(基道)
【朝吹英和さん】
越冬を果たせぬままに落ちた冬蝶と月食との響き合い
の中に密やかで神秘的な詩情が生まれている。

19.影法師だけ道連れに冬の旅(浮葉)
【森信之さん評】
気楽だけれどやはり寂しい一人旅。
自分の影法師、それとも他の人の影法師。
寂しさ、哀しさを紛らす旅であることには
間違いないでしょう。

21.屋根走る霰が置いてゆく海図(星人)
【大津留直さん評】
海を渡ってきた雲が降らせる霰が屋根を叩きながら
走り去ってゆくのを聴いていると、その霰が置いて行った
海図が不図思い浮かばれたのだ。その想像力の飛翔を讃えたい。

22.海鳴の羽化のはじまる初茜(ゆう)
【加藤直克さん評】
海鳴りに生まれるものが初茜であるという気宇壮大な句。
羽化とくれば登仙がイメージされるが、これも初茜にふさわしい。

23.己が影凍らせ水の眠りけり(ゆう)
【於保淳子さん評】
流れを止めて凍った水、時間が止まったかのような
辺りの静けさが伝わってきます。

24.日暮まで翼をさがす海鼠かな(星人)
【加藤昌一郎さん評】
同類の海鼠の一匹として理解できます。
肩から翼が生えてきた夢を見て、これぞ正夢と
喜んだのにどこかに置き忘れ、日暮れまで
探す己の不注意への口惜しさ。
御同輩として今年も頑張りましょう。

【松本龍子さん評】
一読、不思議な詩情を感じる。夕方まで翼を探している海辺の
海鼠がいるという句意。実景と解釈しても味わい深いが着想の
意外性には驚く。「一本の管」である海鼠は海辺で何億年も暮らし
たことにより、「宇宙のリズム」を体に刻み込んでいる。「からだに
刻み込まれた記憶」に「魚」や「鳥」を夢見た海鼠がいても不思議
ではないだろう。

【五島高資さん評】
あり得ないことではあるが、こう詠むことによって
海鼠は翼を得て夜空を廻るのである。

25.冬の朝復活の馬車通りけり(信之)
【阪野基道さん評】
ダイヤモンドダストがきらきらと舞うような冬の朝、
再生(復活)するための馬車が通る。
言葉が互いに反響し合うかのように、
美しいイメージをかき立てています。

27.人日のあまりに深きメトロかな(高資)
【鈴木浮葉さん評】
副都心線とか地下6階ですものね。地震の時はダメだろうな。
でもミサイルの時は助かるか、などと考えつつ降りて行く心もとなさ。
正月休みが開けて日常が戻る時のひんやり感が出ています。



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