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3月句会「結果」

2017/03/07 19:28
  第54回 3月句会「結果」
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※次回4月句会は2句出しで
 3月31日(金)午後5時投句締め切り
 選句は4月7日までの一週間です

特選句 選評集

3.まっさらのルーズリーフを開き春(雅城)
【朝吹英和さん評】
春到来。新しい年度の始まりの季節であり新入学、就職の
季節でもある。スタートへの意気込みと春への祝意が心地
良くコラボしている。

【星人評】
ルーズリーフには一般学習用罫線のほか、無地、方眼など
さまざまある。そのなかで楽譜用を思った。
これから春の曲で埋められるのだ。

9.陽炎や己に怯え震へをり(浮葉)
【五島高資さん評】
近くて遠いものは自己かもしれない。
その不可解と陽炎がうまく共鳴している。

14.山肌のくしゅんくしゅんと春霞(哲央)
【森信之さん評】
中七の「くしゅんくしゅんと」が山肌と春霞の両方を
旨く表現している。全てこの中七に尽きると思う。
一度覚えれば中々忘れない句というのはこういう句を
言うのだろう。

16.ぽったりと一房の花山静か(淳子)
【加藤直克さん評】
「ぽったりと」がよく利いている。誰を意識するのでもなく、
艶やかさと物憂さとを惜しげもなくさらす一房の花。どこか
泉鏡花の『高野聖』の世界に魅入られていくような感覚がある。

17.ゆらゆらと光ゆるめる春の川(直克)
【石田桃江さん評】
ようやく春が来てのどかに流れる春の川の
感じが伝わって来ます。
光ゆるめるをいただきました。

19.指先に纏はるひかり水の春(ひろみ)
【松本龍子さん評】
一読、詩情を感じる。視界の中に指先が見え、同時に
からみつく光が見えているのだとしたら、指先は数本の
指だろうか。雪解けの水が湖沼や川をうるおし、豊かに
流れる中に、掌の指先を浸している。作者はその指先に
付きまとう「いのちの光」に感動しているのだ。

20.夕空に蒼き一画日脚伸ぶ(信之)
【小出哲央さん評】
段々日が伸びてきた夕空の光景を鮮やかに描いている。
蒼き一画の言い切りが心に響く。

21.うぶすなに力あつめて涅槃西風(ひろみ)
【大津留直さん評】
この句には、分別知が働く直前に、ふっと口をついて
生まれてきた力と新鮮さが籠っている。句意はおのずから明確。

24.伴天連のゆび初蝶を金粉に(昌一郎)
【真矢ひろみさん評】
(絢爛な)物語を垣間見せるということも、俳句の
作り方、そして楽しみ方の一つだと考えています。

25.腹の底から吐ききつて二月尽(高資)
【鈴木浮葉さん評】
何かことがあったのか、ただ寒い冬をやっと耐えたのか、
すべて力を尽くしてやっと二月が終わった、感がいいです。

【於保淳子さん評】
冬の厳しさでしょうか、ぐっとこらえていたものをすべて
吐き出して、新しい季節へ向かうのでしょう。
力強さを感じました。

30.いつせいに駆けおりてくる春の水(星人)
【服部一彦さん評】
春が来た。雪解けの水が八方の山から里を目指して
大小それぞれの勢いで流れ出す。その喜びを慈しむ
人々が見える。

【高橋雅城さん評】
冬とは「殖ゆ」の意味合いだと聞いたことがあります。
その「殖ゆ」が臨界に達し、いっせいに駆けおりるという様になって
現れたのだと思います。生のとどまることを知らない奔逸さ、春という
始まりがよく伝わってくるある意味性的ですらある佳句だと思いました。

31.雁風呂の浮力に体あづけをり(星人)
【加藤昌一郎さん評】
悲運の雁を思えば雁風呂の哀れさが、作者の優しさと
同じ感動で私を感動させます。


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