〜月例句会会場〜

俳句飄遊

アクセスカウンタ

画像

zoom RSS 10月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/10/07 13:37   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

  第49回 10月句会「結果」

画像

※次回11月句会は2句出しで
10月31日(月)午後5時投句締め切り
選句は11月7日までの一週間です

特選句 選評集

1.髪染めて式部の実ほどかがやける(桃江)
【於保淳子さん評】
髪の黒と紫式部の濃紫の色の深みが美しく艶やかで、
そのうれしさも感じられます。

3.阿蘇岳の微動に揺れて秋薔薇(直)
【加藤直克さん評】
阿蘇岳の微動と熊本地震には直接の関係はないのだろうが、
どちらも列島を形作る大地の息づかいであることは確かである。
秋薔薇の微かな動きにその消息を聞き取っている作者の
言の葉もそれに連動している。

15.まほらなる大和見とれる鰯雲(昌一郎)
【石田桃江さん評】
空一面に広がる鰯雲。四季があり、
まほらなるで表現できる日本の国。
豊饒の秋が伝わって来ます。

16.草の夜をちちろの統べる中つ国(直克)
【山田紗由美さん評】
遠き昔から秋の夜に聴く虫の声。ついつい足を止め聴き入ってしまう。
我もまた、ちちろに統制される一人かもしれない。統べる者、のちは
統べられる宿命を示唆するような儚くも鋭い一句だと感じます。

17.半身は海鳴のまま月昇る(星人)
【加藤昌一郎さん評】
素晴らしい。北斎の波濤を潜り出た月か。

【服部一彦さん評】
なんともゴージャスな月の出。
この世のものとも思われぬ神秘とも

【大津留直さん評】
一読、なぜか、折口信夫の『死者の書』を思い出させる。
月の半身が海鳴りのままだという思い切った擬人化が
読者の意表を突いて成功している。月の夜の海鳴りが、
月の、先ずは自分のための、そして、やがて、多くの
死者たちのための鎮魂歌として聴こえてくる。

【松本龍子さん評】
一読、音と詩情を感じる。句意としては水平線の半分を海鳴りの風を受けながら
月が昇ってゆく、ということだろう。一句全体が、上昇という強い生命力を感じる。
「半身は」がなかなか曲者で、非常に効果的である。擬人化としてみれば、老化や
病気を抱えていても、夜毎月が昇ることで不安ではなく、希望が見えてくる。

18.大皿にまだ濡れてゐる望の月(ゆう)
【朝吹英和さん評】
水も滴るような満月の瑞々しさ。「大皿に」の
打ち出しによって見事な名月がクローズアップされる。

20.蓋ずらし水甕に月入れてやる(ゆう)
【高橋雅城さん評】
月、月の光というものは、天然のものにして
人にあまねく行き渡る、はずである。ここで、人為なるものをもってして
「入れてやる」としたことは、わたくしというものを越えて美へといたる
細き道筋をつけている。森敦のいう「壺中の天」というシェーマを思い出した。

【鈴木浮葉さん評】
作者の行為、この情景が素敵。私の入っている短歌結社「水甕」と
いうのですけれど、巨大結社です。伏魔殿です。
蓋ずらして清澄な月光をいれたいような気持・・・。

【五島高資さん評】
水甕の蓋をずらすという具象性と相まって、月との交感が面白いと思った。

21.サーカスとテキ屋そのほか小鳥くる(雅城)
【真矢ひろみさん選】
俳句というのは、こういうふうに作る
こともできるのだと、納得させられました。

25.飛ぶ星を眺めて星の上に寝る(高資)
【星人評】
流星を眺めていると宇宙にいる実感が湧く。
草ではなく星の上に寝るという措辞はその実感に基づく。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
画像 5月の蝶ぞろぞろと星食ひにくる牛蛙(龍子)
俳句スクエア月例句会会場
10月句会「結果」 俳句飄遊/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる