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zoom RSS 9月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/09/07 17:07   >>

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  第48回 9月句会「結果」

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※次回10月句会は2句出しで
9月30日(金)午後5時投句締め切り
選句は10月7日までの一週間です

特選句 選評集

1.芭蕉葉のやがて手織るやその軽さ(淳子)
【加藤直克さん評】
「芭蕉布」という歌を思い出した。実際に手にしたことはないが、
沖縄の風土に合った織物なのだろう。それを織るために
芭蕉葉を集めている人の手の実感が伝わってくる。

7.雁金の高さに君は老い給ふ(一彦)
【真矢ひろみさん評】
「雁金の高さに」「老ふ」という表現
により、最高の妻恋俳句(と読んだが)
と感じる

【於保淳子さん評】
年老いて徐々に現実の人との関わりがなくなり、
自分の世界に入っていったのでしょうか。
純粋な何かだけが残っていて、雁金のように空の高みに
生きている君への、一種の賛歌のようにも思えます。

8.流星や死は美しき尾をひいて(浮葉)
【大津留直さん評】
流星の尾はなぜこんなに美しいのか、と見ているうちに、
流星は尾を曳くことによって滅びるのだと思い至る。
われわれも美しい尾を曳いて死ぬことができるか、どうか。

9.毛根の空に尖りてはたた神(直克)
【加藤昌一郎さん評】
宗達の豪快な雷神が目に浮かびます。ただ今年のような
台風の当たり年では、御活躍もそこそこにお願いしたい
ところですが。

12.肌よぎる風遠ざかる蝉の声(直克)
【毬月さん評】
近づくものと遠ざかるもの、秋の物悲しい
様子が蝉の声で上手く表現されていますね。
蝉の声は風に乗ってまた来年やってきそうです。

18.切り株の言葉を聞きに夏の森(昌一郎)
【服部一彦さん評】
じっと耳を澄ますと切株は饒舌に語りだす。
それはよしなしごとだけとは限らない。
調べがなだらかで好感が持てる。

23.空澄むや埴輪のまろき首飾り(紗由美)
【高橋雅城さん評】
秋のひいやりと澄んだ気候に埴輪を持って来たのが
うまいと思いました。あの、虚ろの目、そうして装飾の首飾り、
季節感がよく出ていると思います。

26.群れ離れ向日葵歩き出しにけり(毬月)
【星人評】
独りになるという姿勢がいい。
群れを離れて歩きだす一本の向日葵。
行く手には底知れない深い闇が広がっている。
深い闇は宇宙につながり、勇気を出して歩き出した向日葵は
闇の権化を見ることになる。
群れを出た向日葵の勇気に拍手を送りたい。

30.日輪をまはしてをりぬ露の玉(星人)
【松本龍子さん】
一読、詩情を感じる。太陽を回している草についた水蒸気の玉であるという句意。
露の玉は「宇宙のいのち」の象徴であるが、その「小宇宙」の中を「日輪」がゆっくり
回っているという発見がある。極小と極大、小円と大円という対比。露の玉を凝視する
作者には、宇宙の循環と回帰が見えているのだろう。

【鈴木浮葉さん評】
今月取った句みんな好きなのですが、この句の日輪、まはす、露の玉の
まろやかトリオに特に惹かれました。

【石田桃江さん評】
日輪にひかりかがやく露の玉の様を、日輪をまわしている
との発想をいただきました。日輪と露の玉とのつながりが
美しいと思います。

32.水滴に触るる銀河の鼓動かな(星人)
【朝吹英和さん評】
遥か彼方の銀河への思いが通じたのであろうか、眼前の
水滴が幽かに震えたようである。全ての存在には生命が
宿っているという作者の認識が現実から悠久の世界への
詩的転位を齎す。

【五島高資さん評】
水滴と銀河がつきすぎとも思うが、ミクロとマクロを結ぶ
目に見えない「鼓動」によって見事に詩的昇華した。


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