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zoom RSS 11月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/11/07 18:18   >>

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  第50回 11月句会「結果」

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※次回12月句会は2句出しで
11月30日(水)午後5時投句締め切り
選句は12月7日までの一週間です

特選句 選評集

2.ミサ終えし人の小声や冬近し(雅城)
【朝吹英和さん評】
祈りを終えた穏やかでひっそりとした時空の中に
冬に向かって下降する気配が感じられる。

3.時雨降る筑紫や木々の古語り(直)
【五島高資さん評】
時雨というと芭蕉を思い出す。
筑紫への旅を望んでいたという芭蕉は、
生前、それを果たすことができなかった。
かけめぐる芭蕉の夢と筑紫の木々の古語りが共鳴する。

10.信号が青に変わつて小春かな(龍子)
【服部一彦さん評】
ささやかな幸福感。これが黄に変われば寂寥が深くしみて来る。
日常生活のアクセントの捉え方に詩情を感じさせる。

【高橋雅城さん評】
信号のある光景というと、ありふれた街角の一つなのだが、
小雪と対比させることによって十分モダンな光景を思わせます。

【星人評】
小春という季語は暖かさや明るさを連想させ心を優しくさせる。だが、
過ごしやすい日和は長続きしないためどこか「はかなさ」も帯びている。
信号を置くことで、「はかなさ」とも響き合うような一句になった。

14.冥王星追放の日芋煮えてをり(昌一郎)
【鈴木浮葉さん評】
冥王星は2006年に惑星ではなく準惑星に格下げになりました。
米国人が発見した唯一の惑星だから、米国は悔しかっただろうと思う。
でも星自体はなんとも思っていないだろうし、私たちもどうでもいい。
その日もただ日々の生業、芋煮るごとし。

【小出哲央さん評】
冥王星が太陽系から追放される天文学的出来事と
芋煮という秋の風物詩の取り合わせが面白く感じました。

19.振り向いて鹿の消えゆくみもろかな(高資)
【松本龍子さん評】
一読、詩情を感じる。「みもろ」は神が降臨して宿る神聖な所。
磐座のある山や、森・岩窟など特に、「三輪山」を示しているの
かもしれない。だとすると単純な構図で季語の「鹿」と「みもろ」が
付きすぎている気がするが、それでもなお不思議な魅力がある。
「鹿」が作者の分身だと考えると、写生から離れて幽体離脱する
ような作者の驚きと感動が見えてくる。「みもろ」をひらがなにした
ことでこの幻想感を増幅させている。

【石田桃江さん評】
句全体の幽玄な世界をいただきました。

24.渡り鳥竜めき西へ流れけり(桃江)
【佐々木ちか子評】
大空に湧き出るような鳥の群れの凄まじさ、
また命懸けで渡る鳥たちの力強さを感じました。

27.虚無に佇つ殊に麒麟の冷まじく(ひろみ)
【加藤昌一郎さん評】
山も野も枯れた風景に変わってしまった。そこに立つ麒麟にも
北風が吹くばかりだ。「虚無に佇つ」が効いている。荒野ではなくて
動物園にしてもキリンは孤独を感じさせる。

35.かなしめば銀河のつづき胸に入る(星人)
【真矢ひろみさん評】
俳句における抒情とはどういうものか。
どう書くものか。教えられました。

【於保淳子さん評】
星空を見ていると、銀河の星々が、自分の中にも流れ込んでくる。
ひらがなの「かなしむ」なので、いろいろ想像できます。
透明感のある美しい句だと思います。

36.たましひのわれを離るる穴まどひ(星人)
【加藤直克さん評】
たましひが身を離れて浮遊するさまをあくがるという。
六条御息所の生霊が葵上に取り憑く場面が思い浮かぶ。
あるいは老ゲーテにマリーエンバートの悲歌を
書かせたのも穴まどひであろう。

37.小春日が空想癖の湖を抱く(ゆう)
【大津留直さん評】
空想癖という擬人化表現がここでは成功しており、小春日によって
様々な姿を現す湖を髣髴させる。「空想癖」という表現によって
醸し出される広がりが、読者の想像力を誘うのである。


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