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zoom RSS 7月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/07/07 19:05   >>

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  第46回 7月句会「結果」

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※次回8月句会は2句出しで
7月31日(日)午後5時投句締め切り
選句は8月7日までの一週間です

特選句 選評集

5.海鳴りの彼方の母やかき氷(英和)
【真矢ひろみさん評】
海はそもそも母とつく。海という字の右下は
母であり、果てのない愛情と、かき氷という
母という記憶の表象との取り合わせ。

【山田紗由美さん評】
スキューバダイビングは、究極のリラクゼーションと
言われますが、大海原という宇宙の母に包まれ、
羊水の中にいた記憶を彷彿とさせるからだそうです。
作者は、海鳴りを聴きながら母のいる彼方を
見つめ...さまざまなことを思い出し、時折、
かき氷のキーンという音で目の前の現実に戻る。
そんな心象風景が浮かんできました。

12.気が向けば滝も身の上話など(昌一郎)
【於保淳子さん評】
滝の身の上話はどんなものでしょうか、
興味をひきます。もしかしたら怖い話かもしれません。
それとも聞いてもらうのでしょうか。

15.いつか朽ちるビルの稜線夏の月(一彦)
【鈴木浮葉さん評】
少なくとも何世紀かあとにはあとかたもない人の文明と
その興亡を見届けるであろう月との対比がいいです。

【五島高資さん評】
いつか建て替えられるビルを思えば、人工物といえども
やはり生々流転。山の稜線もビルの稜線もその一刹那に
過ぎない。夏の月影もまた然り。流麗な音韻も良い。

【星人評】
自然の摂理に従わず造られたものは必ず終焉を迎える。
その時も変わらずに赤銅色の巨大満月が昇る。

16.五月雨の音を止めたるホッチキス(高資)
【毬月さん評】
雨音を止めるのがホッチキスという発想が
上手いですね。雨音だけでなく、五月の憂鬱な気持ちも、
ホッチキスが止めてくれるような気がしました。

21.しつけ糸抜けば一切蟻地獄(ひろみ)
【高橋雅城さん評】
寺山修司のいくつかの映画を想像しました。
風景が一転して別の風景へと転ずる様子、伝統的な
シュルレアリスムの表現であるかのよう。
「一切蟻地獄」の語調の厳しさ、ただならぬ
今の時代の現実感でしょうか。

22.道をしへ死んでいることをしへられ(ひろみ)
【大津留直さん評】
起死回生の機が熟していなければ、
このようなことは絶対に起こらないことに思いを
いたすべきであろう。禅問答における老婆を思い出させる。

24.中心に磐座のある大夕焼(星人)
【加藤直克さん評】
磐座は神の座、依り代であり、ある意味では神そのものである。
また自然にできたものではなく、作られたものであるとも
聞いたことがある。この世のものとも思われぬ大夕焼の
中心に磐座を感じるセンスは、まさに縄文の人々の
精神世界そのものではないだろうか。

【加藤昌一郎さん評】
大和麗し。大景が目に浮かぶ。まさに太陽は
神であり、夕焼けの中心は神の座そのものである。


【朝吹英和さん評】
荘厳な夕焼けに遭遇して言葉を失った経験がある。
自然に湧き上がる信仰心に包まれる至福の時。

【服部一彦さん評】
夕焼けの中心に大きな岩があるとは、すなわち神が
おわしますということ。目を凝らせば確かに
厳然とその姿が見えて来る。大日如来かも。

26.ためらいてひらり離れる揚羽蝶(淳子)
【松本龍子さん評】
一読、揚羽蝶のスローモーション映像が見えてくる。
今月は写生句に秀逸な句が多かったが、中でもこの句は
花に触れる揚羽蝶の「一瞬の時間」を見事に言いとめている。
デッサンのスケッチような「流れの良さ」は、
実はなかなかできるものではない。

32.冷水の眼を洗いたる蓮の花(直克)
【石田桃江さん評】
清らかですがすがしい句です。蓮の花の季語が
生きていると思います。



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