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zoom RSS 3月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/03/07 23:06   >>

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    第42回 3月句会「結果」


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※次回4月句会は2句出しで
3月31日(木)午後5時投句締め切り
選句は4月7日までの一週間です

特選句 選評集

9.陽炎の中は意外に寒かった(昌一郎)
【石田桃江さん評】
うららかな春の日、陽炎がほのおのように見えたので
しょうか。その中へ身を入れてみたら意外に寒かった。
陽炎の字のイメージとその中へ身を置いたときの感覚を
いただきました。

10.西部劇二度と流行らずキンポウゲ(浮葉)
【加藤昌一郎さん評】
キンポウゲの別名ウマノアシガタを暗示させ、またその
他の別名キツネノボタン、バカイモ?、タガラシと言う
不吉な言葉を暗示し、かの西部劇の悪役のような大統領
候補を連想させ、彼に平和国家を夢見て優雅な日本が
背後から狙撃される筋書きを連想させる。植物辞典を
見たらキンポウゲは「有毒植物」と念を押してあった。
とにかく凄い句だ。

15.梅の香や胸奥底に届きたる(桃江)
【大津留直さん評】
この単純な表現に到るまでの作者の精進を偲ばせる句で
ある。早春の梅の香を讃するこの単純極まる表現に
心からの敬意を表したい。

【五島高資さん評】
踊るだけで梅の香を発するという気功の達人がいると
聞いたことがある。逆に、単に嗅覚のみならず心の琴線に
触れる梅の香もあるだろう。

16.菜の花を浮べすすめるおばんざい(桃江)
【高橋雅城さん評】
春には多くの花が咲くが、おばんざいを食すという
褻の風景に似合うのはやはり菜の花かも知れない。
菜の花はさっと湯がき、芥子和えにすると美味である。

19.空近く青よりは碧二月尽(亜々子)
【鈴木浮葉さん評】
空が潤んで青緑色、生き物の気配。もう春。

25.春の夜の真白き象の翼かな(山田紗由美)
【松本龍子さん評】
一読、不思議な詩情を感じる。「真白き象の翼」を
どう解釈するかが問題なのだが、そのままの意味
だとするとルーブル美術館に所蔵されている「勝利の
女神ニーケ」の彫像である。しかし、美術館は夜には閉館
されているはずだから、これはあるものの象徴なのだろう。
構図としては俯瞰ではなく下から見上げた視点を感じる。
「春の夜」の女神が女性だとするとエロスが匂ってくる。

【真矢ひろみさん評】
春夜、白象、翼と語を並べて、淫靡な世界への
招待状を頂戴したかのよう

【毬月さん評】
春の夜のゆるやかな感じが象の翼で広げられ、春の
生ぬる空気も感じられます。この象は、神様のつかいで
しょうか? 春の夜の物語は続きますね。

26.鎮魂の浜に春星捨てにゆく(ゆう)
【山田紗由美さん評】
鎮魂の浜という表現が、俗っぽい印象も
ありましたが、春星を捨てると〆ることで
潔さに転換される感じが良かったです。

27.たましひをすつぽり包む春セーター(星人)
【加藤直克さん評】
たましひの「ひ」は、神であり、太陽であり、
命の火に通じるという。春セーターの「は」音と呼応して、
明るさと温かさが素直に伝わってくる。

28.あっけなき天地創造鳥交る(直克)
【朝吹英和さん評】
壮大な天地創造と、それぞれの生命への思いが
込められた「鳥交る」との取り合わせが魅力的である。

【生田亜々子さん評】
求愛しあっけなくつがう鳥。数週間後には卵も生まれるだろう。
天地創造も無いものを一からつくり上げたことであると考えると
遠いようで通じ合う部分があり、取り合わせの妙を感じた。

【星人評】
神は混沌から、光と闇、水と天、陸と植物、太陽と月と星、
魚と鳥、獣と人間を六日で造り、七日目は安息日にしたという
旧約聖書の冒頭部分。キリスト教・ユダヤ教世界観の根幹を
成すこの神話の短さを「あっけなき」と表現した。
短さこそ真理であると気づいた作者の眼はとてもやさしい。

30.五年経て人語を話す春の星(ゆう)
【服部一彦さん評】
悲しみは尽きませんね。




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