〜月例句会会場〜

俳句飄遊

アクセスカウンタ

画像

zoom RSS 1月句会「結果」

<<   作成日時 : 2016/01/12 18:54   >>

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

  第40回 1月句会「結果」

画像

※次回2月句会は2句出しで
1月31日(日)午後5時投句締め切り
選句は2月7日までの一週間です

特選句 選評集

2.絨毯に坐り空見る勿れ妻(昌一郎)
【生田亜々子さん評】
いつもはこんなことはしない妻なのだろうか。
一見のどかな光景の中に夫の戸惑いの視線が感じられる。
それにより生まれる不安定感で微妙かつ面白いものと
なっている。読む者それぞれの解釈が生まれる。

5.初日の出黄泉の国から戻りたる(龍子)
【加藤昌一郎さん評】
何でもかんでも目出度がっているお正月に一喝を。
世界はテロや水爆の実験で気がゆるせないのだ。
それにしてもいっぺん死んだ古物の太陽を黄泉から
引きずり出して、再利用するとはきつい。
身が締まる。

7.マーラーのホルンの木霊淑気満つ(英和)
【石川順一さん評】
季語は「淑気満つ」。マーラーの交響曲の
ホルンと淑気が合って居ながら、
即き過ぎて居ないと言う感じがしました。

8.つれあいと七種ほどの会話して(雅城)
【真矢ひろみさん評】
若かりし頃は、妻恋の句に惹かれたが
年をとると、常に逆説として読む自分に
驚かされる。

12.焼芋の人の理性の外を知り(順一)
【加藤直克さん評】
理性という言葉が俳句に使われていることに
まず敬服した。その対比となるものが焼き芋とは面白い。
また、焼き芋ので切るか、焼き芋の人で切るか、
という解釈の面白さもある。
私としては焼き芋の人で切りたい感じがする。
熱い焼き芋に夢中でぱくつくとき、それは理性が
どうのという話ではないだろう。
でも、あえて理性を持ち出すことによって、
逆に理性のうかがい知れない「いのち」の現実を
ぐいと見せている。

13.冬の雲一刷けごとの生死かな(直)
【服部一彦さん評】
一様に見える雲もそれぞれ
各自異なる生命の量を宿している。
それを自覚しているのか否か無表情に流れてゆく。

15.老衰をひたすら思ふ海鼠かな(ひろみ)
【朝吹英和さん評】
擬人化された海鼠の奇妙な存在感と
寂寥感がユニーク。

【高橋雅城さん評】
海鼠というもの、何を考えてるかわからないヤツだ。
しかし、生き物ではある。
何か思うところはあるはずだ。
そうか、老衰のことを思っていたのか。
そう人生を悲観しなくてもいいのに。
海鼠に一言言ってあげたい。
〈ガン飛ばす椎名誠と海鼠かな 雅城〉

16.時のひだはらりほどけて初御空(直克)
【大津留直さん評】
元朝の空がなぜこんなに清々しく感じられるのか、
と問いながらその空を眺めていた作者の心に、それは、
時の襞がはらりとほどけたからなのだという着想がふと
生まれたのだろう。その着想の美しさに魅せられる。

【鈴木浮葉さん評】
時のひだがほどける、が素敵。

【五島高資さん評】
太古から未来へと展開する悠久の時空を改めて
感じさせるてくれる。

24.若潮を迎へて帰る未明かな(高資)
【石田桃江さん評】
夜がまだすっかり明けきらない元旦の早朝に
海水をくんで神にお供えする。厳かで心が
ひきしまります。若潮迎へをいただきました。

25.星空へ反つくり返る初暦(星人)
【松本龍子さん評】
一読、「帰る世界」を感じる。初暦の反りを詠んでいるが、
「星空へ」という表現は、意外性を感じる。
この季語では暦を巻くこと、反りについては
多くの作者が詠んでいる。しかし「反つくり返る」のが
「星空へ」となると読者が反っくりかえってしまう。
平易なことばで一点集中して書くと、極小が極大に
広がることをあらためて教えてくれる。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
驚いた
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
画像 5月の蝶ぞろぞろと星食ひにくる牛蛙(龍子)
俳句スクエア月例句会会場
1月句会「結果」 俳句飄遊/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる