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zoom RSS 7月句会「結果」

<<   作成日時 : 2015/07/08 06:24   >>

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  7月句会「結果」
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※次回8月句会は2句出しで
7月31日(金)午後5時投句締め切り
選句は8月7日までの一週間です

特選句 選評集

2.降りてまた登る岨路や滝の音(高資)
【石田桃江さん評】
けわしい山みちを降りたり登ったり、岨路ではなおさら
体力の消耗もはげしく水分の補給も大切になります。
外から働きかける滝の音(水の流れる音)と共鳴して
足取りも軽くなっていくようです。

6.からつぽを造る穴掘り汗みどろ(浮葉)
【加藤昌一郎さん評】
究極のナンセンス。キートンもマルクス兄弟も
裸足で逃げるでしょう。僕もぐうの音もでません。

7.まず星をうつして代田しずまれり(高資)
【星人評】
春になると山の神が里に降りて田の神となり、
秋の収穫を終えると山に帰るという信仰がある。これは、
山には農耕に欠かせない水の源があることと結び付く。
代掻きを終え水を張った田はしずかに神を待つ。

11.耳鳴りを幾夜重ねて蝉の朝(一彦)
【大津留直さん評】
周りが静かなほど、耳鳴りは、まことに
ひっきりなしに蝉が鳴いているように聞こえるものである。
これは加齢現象で仕方がないことのようだ。
しかし、ある朝、ふと、本当の蝉の声が聴こえているのに
気付くと、やはり耳鳴りとは違うなと嬉しくなるのである。
その同じ経験が句になっていて、これも嬉しいものである。

12.いっせいに命を囃す植田風(ひろみ)
【加藤直克さん評】
実りの秋に聞こえるお囃子は神に対する感謝の
しるしなのであろうが、苗を植えたばかりの
田んぼこそ神の力が顕れるところ。
掲句では人と神と田んぼの交歓のありさまを
「囃す」という言葉に託しているのであろう。
芸能と芸術のふるさとを目の当たりにする思いである。

【石川順一さん評】
季語は「植田風」。そう言われれば植田風にも命が有る様で、
上手い詠みぶりだと思いました。「いっせいに」と言う
措辞もさり気なく効いて居てそれで居て静かですね。

13.万緑に押せる歩行器牛に会う(直)
【高橋雅城さん評】
緑のいのち満ちあふれる季節、歩行器を押すとは
その万緑の力みなぎる世の中の普通の速さとは
違う速さで生活することなのかもしれないですね。
独自の時間を生きながら、ふと牛に会う、
普通の速さの人ならば牛はただ牛として
見過ごしてしまうのかもしれません。

15.金魚にも歯軋りしたい過去があり(昌一郎)
【服部一彦さん評】
他人がどんな深読みをしようと、金魚玉の金魚は
世捨て人のような顔を崩さない。

16.さそり座に上る梯子を出してくる(星人)
【五島高資さん評】
蠍座は、よく夏の南の空低くに見かける。
その主星アンタレスの赤さは殊に印象深いものがある。
ちょうど屋根の上辺りに光っているのだろう。
地球と宇宙を結ぶ「梯子」がうまく利いている。

19 夕立の都市が逃げ込む大樹かな(ゆう)
【毬月さん評】
夕立になって、人が大樹に逃げ込むのではなく、
都市が大樹に逃げ込む。どんな大きな大樹だろうかと
想像する。地球は、いまいろんな気候の変化が
めまぐるしい、そんな地球を受け止めてくれる大樹、昔から
何もかも知っている大樹だからこそ受け止めてくれる。
自然のすばらしさ、生きていることのすばらしさを
感じとれる一句である。

24.くちなしの白雨に濡れしきる雨(桃江)
【真矢ひろみさん評】
濡れる雨という言い回しを面白く
読みました。

29.我が指の透けゆく宵の心太(ひろみ)
【鈴木浮葉さん評】
我が指の透けゆく宵の心太・・・心太のうすにごり色の
透けるさまと作者の心象の重なりが切ない。

30.金星と木星つなぐ蛍かな(星人)
【朝吹英和さん評】
7月の初め頃に金星と木星が接近して同じ視野の中で
見る事が出来ると聞いた。儚くも幻想的な存在である蛍
が遥か彼方の惑星を繋いでいるというロマンに感銘した。

【松本龍子さん評】
一読、意外性がある。実景として解釈すると
宵の明星の金星と木星をつないでいるのは
川の水に流れる蛍の光だという句意だろう。
調べるとたまたま16年ぶりに金星と木星が
7月1日に最接近したという。
この句の面白さは、天空に輝く星と地上の草に
光る蛍を「愛の交信」としてつなげて詠んだ
ところにある。

【生田亜々子さん評】
日没後、西の空に並ぶ2つの惑星と
飛び始めた蛍との出会いが印象的である。
星が沈むまでのほんのひとときのことであるから、
なおさらに儚く美しく感じられる。


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