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zoom RSS 6月句会「結果」

<<   作成日時 : 2015/06/07 21:05   >>

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  6月句会「結果」
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※次回7月句会は2句出しで
6月30日(火)午後5時投句締め切り
選句は7月7日までの一週間です

特選句 選評集

3.朝凪やメトロノームのその先へ(雅城)
【朝吹英和さん評】
朝凪・・・時の停止感の中でこれまでとは違う未来へ
羽ばたこうとする意志を感じる。一定の時を刻む
メトロノームが読み手の想像力を刺激する。

6.そしてまた川面を広く夏燕(雅城)
【石川順一さん評】
季語は「夏燕」。燕の縦横無尽さは人間には憧憬の的なの
かもしれない。飛翔能力を見せつけ居ってと言う気持ちが
「そしてまた」と言う措辞に現れて居るのでしょう。
「川面を広く」に客観的な装いに反して主観的なにおいを
観取出来て納得できるものが有りました。

11.片陰に駿馬休めるごとバイク(浮葉)
【生田亜々子さん評】
休ませてやる必要のない機械であっても持ち主にとって
バイクは駿馬であることだろう。
みずみずしい夏の空気感や風景が立ち上がってくる。

12.産道をさかのぼりゆく初蛍(龍子)
【高橋雅城さん評】
螢というと、エロティックではなくもっと性的、
生理的な意味合いがあるように思います。
夜這いの伝統のあった昔の民族社会のどうしようも
逆らいがたい、半分は陰鬱な性欲を思い出しました。
宮本輝さんの『螢川』は、うまくその螢の意味合いを
うまく取り入れているようです。この句を読んで、
やはりそういうことを思いました。投げやりにしたく
ともできない、そうしてそのとらわれから逃れようもない、
そういう螢のイメージを喚起されました。

13.風韻か姑獲鳥の声か囀か(ひろみ)
【加藤昌一郎さん評】
悲しい母と児の鬼哭を、敢えて風韻や囀りというハレの衣に
くるんでやろうとする作者の優しさが嬉しい。

【星人評】
怪鳥「姑獲鳥」は難産で亡くなった母の霊。
赤子の声で夜に飛来し、通る人に子供を抱かせようとしたり、
通る子供に害を加えたりするとされている。子供の頃
「姑獲鳥が飛んで来るから子供は夜に出歩かないこと」と
教え諭されたことを思い出した。晩春や初夏、昼間でも
夜のように真っ暗になるとき、この句のような思いが広がる。
そして句座の「囀」で我に返る。

15.鶯やメリスマに陽を転がして(直克)
【大津留直さん評】
メリスマとは、グレゴリウス聖歌などで一音節に多数の
音符を付し、唄う音楽技法。ウグイスがその技法に従って、
陽を転がすように囀っているというのだ。
ウグイスとメリスマと「陽を転がす」という言い方の
組み合わせが新鮮で、説得力もある。

18.青苗の一糸乱れず育ちおり(直克)
【石田桃江さん評】
丁寧な作業の賜物です。
出芽し緑化の始まりは生命力の強さに輝いています。
きっと黄金の波となることでしょう。

27.朝焼のおばけ煙突より還る(ゆう)
【加藤直克さん評】
おばけ煙突とは懐かしい。見る方向によって
一本から四本にまで数が異なって見えるという。
小学校時代の微かな遠足の記憶にその姿をとどめている。
その「おばけ煙突より還る」とはどういうことだろうか。
誰かと飲み明かしたのだろうか。そして自分自身が
おばけ煙突になってしまった気分なのだろうか。
妙なリアリティが心に食い込んでくる句である。

28.散りぎはの風にこだはる牡丹かな(星人)
【松本龍子さん評】
一読、意外性がある。実景として解釈すると牡丹の
散り際に風がつかえたり、ひっかかったりしている
という句意になる。作者は牡丹の散り際の「潔さ」
とは別にその背景の風の「躊躇い」との対比を見ている
のだろう。見えないはずの風の動きを描くことで、
作者の心情が滲みでてきている。

【五島高資さん評】
あたかも牡丹に心があるように思わせる主観と、
風にゆれる牡丹の最期をよく見ている客観とが
詩的昇華している。

31.回廊を直角に折れ夏に入る(ゆう)
【鈴木浮葉さん評】
神社仏閣ではなく西洋の修道院の回廊のような気がする。
「直角」と「夏」の取り合わせに詩があります。

【毬月さん評】
お寺などの廊下を歩いていて、前に歩いている坊さん
などがさっそうと廊下の突き当たりを曲がると、
虫の声が高くなったり、雷が鳴って雨が降ったり。
そんな場面に何度が出くわしたことがあります。
廊下を直角に曲がる動きと季節・時間が共鳴しているような、
不思議な時間の流れを瞬時に捉えている
素晴らしい俳句だと思いました。

32.遠ざかるほどに色増す牡丹かな(星人)
【服部一彦さん評】
何もこと難しくは言ってないが、牡丹の艶蓉と
貫録がたっぷり味わえる。

【真矢ひろみさん評】
牡丹は好みの花である。作者もそうらしく、何度も
振り返って名残を惜しみ、楽しんでいるようである。






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