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zoom RSS 3月句会「結果」

<<   作成日時 : 2015/03/08 13:30   >>

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  3月句会「結果」

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※次回4月句会は2句出しで
3月31日(火)午後5時投句締め切りです
選句は4月7日までの1週間です



 
特選句 選評集


2.顔で砕く掌の上の寒の水(昌一郎)
【服部一彦さん評】
冷たい水で顔をごしごし洗うあの鮮烈な感じがよく出ている。
ただし叙述がやや説明臭い。

4.梅一輪そして狂乱はじまりぬ(浮葉)
【朝吹英和さん評】
一輪の梅が吉兆ではなく狂乱の始まりであったとする
意外性、狂乱と清楚な梅一輪との対比が面白い。

10.ロケットの夢みてゐるか猫柳(浮葉)
【真矢ひろみさん評】
ロケットという言葉に、ノスタルジーあり。
未来を指すのではなく、過去を愛しむ夢と鑑賞。
「アトム」世代にとっては、感傷を呼び起こす。
雑音と画像の乱れのため、室内アンテナを自分
で持ちながら、必死にテレビを見た記憶。

11.渓川に掛かる氷柱や阿蘇の揺れ(直)
【加藤直克さん評】
渓川の清冽な水の動きを一瞬とどめるがごとき氷柱、
しかしその氷柱も揺れているのであろう。
そしてその揺れが山塊の本体である阿蘇の揺れへと飛躍することで、
宇宙の鳴動にまで連なっていく自然の営みと、それに対する畏怖が
詠われているように思える。素晴らしい句である。

13.音立てて星つれてゆく春の水(龍子)
【星人評】
明け方の風景。だんだん明るくなり水流が見え始めると
その音色が変わってゆく。
暁光が射し込んだ瞬間、朝の音に転調する。
また、この句には東日本大震災の影が潜んでいる。切ない風景だ。
4年目がやってくる。合掌。

15.手を伸ばす人と別れし春の水(龍子)
【毬月さん評】
春の別れを解ける氷水で表現しているような、体内の水音を
感じました。春の物悲しさも伝わります。
素晴らしい感性の俳句ですね。

18.脱ぎすてて初蝶となり逢ひにゆく(星人)
【大津留直さん評】
大胆さに度肝を抜かれる恋の句。うら若い女性の句か。
それとも、それになりきっての句か。人間の姿そのものを
「脱ぎ捨てて」と云うのがいかにも若々しく、好もしい。
まさに初蝶という季語に相応しい。

19.はだれ野のせり上がりゆく赤城山(直克)
【石田桃江さん評】
春になって山や野の雪が解け初め赤城山も全容を
表わしつつある。せり上がりゆく赤城山で国定忠治の演劇が
始まるようでおもしろい句だと思い、いただきました。

21.風立ちて肺のふくらむ柳かな(直克)
【鈴木浮葉さん評】
嬌柳(たおやなぎ)という言葉がある位、優しい柳の姿。
春風をはらみ、揺れつつ柳は芽吹く。それを
「肺のふくらむ」と表現した所がいい。

【松本龍子さん評】
一読、俳諧味を感じる句である。 柳は薄緑の新葉を
つけた柳だろうが、擬人化することで涼やかな風が
吹いた瞬間の作者の心の動きが見事に捉えられている。
軽やかな滑稽味が一筆書きの水墨画を思わせる。

【五島高資さん選】
春風の陽気に膨らむ胸と柳のしなやかな風情が
絶妙に詩的昇華していると思いました。

22.猫柳本気になれば風を生む(ゆう)
【石川順一さん評】
季語は「猫柳」でしょう。「虹」も季語ですが、
ここでは季語では無くて自分の考えを表明する為の
名詞の様に感ぜられました。
「本気になれば」の措辞に迫力を感じました。

【高橋雅城さん評】
猫柳の芽のかわいらしくユーモラスな姿を思い浮かべました。
本気になれば、だからまだ小猫でしょうか?(笑)
寒い中、精一杯に芽吹いている猫柳ですね。

23.海の字に母の潜みて彼岸かな(ひろみ)
【加藤昌一郎さん評】
衝動的に戦艦大和を思った。この句は大和のレクイエムかも
しれない。春の彼岸には三千人の母の魂が、どんな気持ちで
太平洋の沖に集まり、わが子を探して涙を流したろう。
毎年4月8日頃になると、私は今でも吉田満氏のあの千載の
名文を読み返している。

【生田亜々子さん評】
普段何気なく読み書きしている字であるが、発見がある。
それに気付くことが出来たのは彼岸という時期からだろうか。
様々なものを想起させられるが、
作者の静かな心境が伝わってくる。

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