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zoom RSS 10月句会「結果」

<<   作成日時 : 2014/10/07 20:54   >>

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10月句会「結果」

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※次回11月句会は2句出しで
10月31日(金)午後5時投句締め切りです
選句は11月7日までの1週間です


 
特選句 選評集


2.しりとりをする少女へとこぼれ萩(雅城)

【加藤直克さん評】
わかりやすい写生句ですが、「しりとり」から
円環的時間が感じられ、子を産み育てていく円環的な生を
暗示する少女が語られ、まさにいま円環的時間の中に
生死する萩の一瞬が語られる同心円的構造に感心しました。

3.きみはいま走る哲学ザクロ割れ(雅城)

【石川順一さん評】
季語は「ザクロ」。「ザクロの花」が夏の季語なので
「ザクロ割れ」までが季語かとも思ったのですが。
実石榴ですね。個人的な煩悶です。走って居る「きみ」とは
誰かと思いました。「走る哲学」と言う断定も何事かと。
あの石榴の実からの連想かもしれません。しかし直接つながり
づらい所がこの句の魅力であるかも知れないと思いました。
直接つながらないが、直感的には納得させる物の配置が
有ると。それが手柄かと。

16.秋の果すべての音と別れゆく(龍子)

【大津留直さん評】
「秋の果」という季語に、すべての音との別れを読み込む
その感性にドキリとさせられる。おそらく、日頃から、
生の根底に死を、音の根底に静寂を見つめている
作者ならではの句であろう。

21.眼裏といふ秋風の出入口(星人)

【朝吹英和さん評】
内なるものを吹きわたる秋風に思いを寄せた詩情に
惹かれます。

【生田亜々子さん評】
秋の風の持つ雰囲気、動きをすぐここに蘇らせてくれる一句。
季節や感覚というものは五感だけではなく、
ありとあらゆる場所で感じるものであると思う。

【高橋雅城さん評】
秋風、もはや夏ではないときっぱりと告げる風とは、
きりりと身肌にしみる。この句のおもしろさは、
秋風の入口としているだけでなく、出入口としているところ。
秋の風、秋の気候は刻々と変わる。
出かけるときは一枚羽織れるものをもってゆくのがいい。
わたしはこの句を一見して眼を見張ったのであった。

23.白亜紀につながる朝を小鳥かな(星人)

【加藤昌一郎さん評】
白亜紀は造山運動や恐竜などが盛んだった時代らしい。
人間本位の歴史から見れば、禁酒法のカポネやギャングの
横行した物騒な時代そっくりに思える。恐竜とカポネとの
年代差も、宇宙規模のスパンでみればわずかなものだ。
白亜紀には既にハチドリやカワセミがいたらしいから、
今朝見た小鳥も始祖鳥の雛だったかもしれない。

【五島高資さん評】
時空を結ぶ「を」がとても効いていると思いました。
過現未を貫く詩情が琴線に触れました。

28.月守にならぬかといふオムライス(ひろみ)

【服部一彦さん評】
もうそろそろ月から地球を眺めてもいいころだと、これが
自足老境の心境か。オムライスは此岸、若さの象徴。

【松本龍子さん評】
一読、不思議な余韻の残る句である。
月守にならないかと言っているのは誰だろう。
オムライスの語源は、フランスの王様が狩の途中、
お腹が空いて民家に飛び込んで「何でもいいから
早く作れ」と命じられた主が、卵を解して焼いたものを
出したところ「Quel homme leste!」(何と素早い男!)
と感激したことから、オムレットと呼ぶようになった
らしい。非現実感が漂う、重層的な面白い句である。

【石母田星人評】
夕餉のオムライスの色彩が発想の起点となり、頭の中は淡い
月の光に包まれました。すると月守が現れてこう言ったのです…。
さて、皆さんが思う「月守」のイメージはどんなものですか。
私は原石鼎の<鹿二つ立ちて淡しや月の丘>の2匹の鹿こそが
月守の姿だと思います。
月光に浮かぶ雄々しいシルエット、物の哀れにつながる鳴き声。
問うているのは鹿です。問われているのは私の生き方です。
「お〜っと!ケチャップ取ってくれ」。

29.ガリラヤへ日を見送るや浜万年青(高資)

【真矢ひろみさん評】
私にとって、宗教、信仰は、猫や孫などとともに素材として
タブーとしている(上手くこなせない)。このようにあっさり
使われると、動揺する。

30.湯を落とす渦のはたてや虫の声(高資)

【鈴木浮葉さん評】
秋の夜半、落とし湯の渦を見つめその果てを思う作者の背に
かぶさるように虫の音。これ以上の寂寥の風景はない。

【石田桃江さん評】
お風呂のお湯を抜いて渦となって流れゆく音に
虫の声を聴いた。
渦のはたての表現におどろきました。
仕舞風呂の後、お湯を抜いて掃除するのが
楽しくなってきます。


上10月8日18時20分、下18時40分↓
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