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zoom RSS 8月句会「結果」

<<   作成日時 : 2014/08/07 15:41   >>

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※次回9月句会は2句出しで
8月31日(日)午後5時投句締め切りです
選句は9月7日までの1週間です


 
特選句 選評集


5.道をしへサーカス来ると伝へ聞く(雅城)

【服部一彦さん評】
主体と客体との関係がやや曖昧だが、ここでは
よい方にとって「道をしへ」が聞いたと解釈する。
道案内が逆に教えられたという滑稽さと
人と動物の親密さが共感を呼ぶ。


12.究極の手前にいつも蝸牛(昌一郎)

【真矢ひろみさん評】
「究極」「超」といった言葉は、
現在氾濫しているが、それを蝸牛と並べ、
とても俳のきいた句と感じました。

【大津留直さん評】
われわれがどんなに力を尽くしても、
最終的な究極の真理の手前に留まっているのだろうな。
カタツムリよ、君もそう思うか。その意味では、
壮大なる哲学体系も十七音の俳句も同じで、
今の一歩を大切にしてゆくほかはないのだろうな。
カタツムリよ、われわれのような遅い歩みでも。


14.星月夜贅を尽してをりにけり(星人)

【朝吹英和さん評】
都会に住む者にとっては星月夜に遭遇するだけで
充分贅沢な訳であるが、その星月夜のもとで更に
贅を尽していたとは・・・想像力が楽しく膨らむ一句。

【石田桃江さん評】
星月夜を、贅を尽くしているという表現に
ほんとうにその通りだと思いました。
満天の星の輝きを仰ぎ見れば
地上のことなど忘れさせてくれるほどの
星からの贈り物です。


19.蜩やみなそこ深くうかぶひと(龍子)

【加藤直克さん評】
蜩の音が全てをみなそこの世界に誘い込む魔力を
秘めているのであろう。
そこに浮かんで見える人はこの世の人なのか、
それともあの世に属する人なのか。いや、あなた自身こそ
この世の人ではないのだと言われそうな気もしてしまう。


20.ランク付け大好きなひと胡麻の花(浮葉)

【高橋雅城さん評】
「ランク付け大好きなひと」と「胡麻の花」という
唐突すぎる対比がこの句の持ち味である。
世の人は学業や仕事以外でも何かとランクをつけたがる。
胡麻の花は世の花とは違い、受粉という
最低限のことをして役目を終える。
しかし、知らない人はネットで検索してほしい。
非常に可憐で小ぶりな花である。実はまことに
多用されるにもかかわらず、そんなことは知らず
ひっそりと咲き散ってゆく胡麻の花、浮き世から
はぐれてしまったがゆえの美しさを持つとでも言うべきか。


22.百合蜜の養ふ虫の多さかな(順一)

【鈴木浮葉さん評】
百合のあの強烈な芳香と蜜がやくざの大親分の
ように虫を集める。


24.蛍火の描いた線を越えられず(亜々子)

【石川順一さん評】
季語は「螢火」。蛍の発する光がランダムに空間を
区切る。私はどの線も越えられそうにない。
何故ならどの線も蛍の発する光だから。
人間である私は越えるのに躊躇(ためら)うのです。或いは
単に蛍の発する光は直ぐ消えるので、とも取れますね。

【松本龍子さん評】
一読、こころに引っ掛かり、棘が残る句である。
蛍火は蛍の愛の交信が光の明滅となっているらしい。
身をよじるように愛を語るふるまいに、人も蛍も
その切迫さに放心して、一瞬立ち止まる。
その瞬間を実景として描いた句だと解釈してみても
面白い。

【五島高資さん評】
当たり前と言えばそうなのかもしれませんが、
その当たり前と有り難さの際に立つことが
大切だと思います。いつか螢はその線を超える、
いや、もうすでに超えているのかもしれません。


28.竹皮を脱いで火星へ近づけり(高資)

【加藤昌一郎さん評】
日本のロマンの竹の児の領域は月までだったが、
一気に火星にまで伸ばしてしまったのは凄い。

【生田亜々子さん評】
皮を脱いだ若い竹はともすれば一日に1メートル以上
伸びる種もあるという。その姿に宇宙を感じた筆者の
感覚が竹の生命力の強さをよく表している。


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