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zoom RSS 5月句会「結果」

<<   作成日時 : 2014/05/08 14:28   >>

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※次回6月句会は2句出しで
5月31日(土)午後5時投句締め切りです
選句は7日までの1週間です


 
特選句 選評集


4.献血を済まし新樹を仰ぐなり(雅城)
【石田桃江さん評】
無償の行為の献血。新樹を仰ぐことでいのちの
つながりを感じました。


5.ひきがへる昭和の貌を留めをり(英和)
【松本龍子さん評】
一読、なんといっても季語のひきがえるが利いている。
昭和は戦争と高度成長の時代を象徴しているが
四肢が比較的短く、肥大した体をのそのそと運ぶ姿は
やはり昭和の貌なのだろう。


7.散りゆきて貝塚となる白木蓮(直克)
【服部一彦さん評】
勝手な想像だが貝塚は古代人の大きな墓とみた。
白い木連の花びらが高く散り敷いて、今は昔志を得ず
この地に亡くなった皇子を慰めるかのようにこちらを見ている。
既視感が如実である。


14.彼の人もあの人もゐて桜狩(一彦)
【真矢ひろみさん評】
「彼の人」との彼岸の人、「あの人」とは此岸の人と読む。
生者亡者が一同に会して桜を見るという幻想そのものが心地よく、
かく言う「私」も近い将来、立ち位置を変えて「彼の人」の側に
ゐるに違いないが、だからと言って、どうということもなく、
安穏と受容する。


【大津留直さん評】
この「彼の人もあの人も」というので思い出されるのは、先ずは、
西行であり芭蕉である。しかし、更に強く想起されるのは、
東日本大震災で亡くなった「彼の人・あの人」であり、
自らの人生で出会った「彼の人・あの人」である。
芭蕉の「さまざまなこと思ひ出す桜かな」を換骨奪胎し、
おのずからなる単純化に成功している。


17.花散るや優しきものは弧を描き(星人)
【朝吹英和さん評】
優しいものは曲線を描くと言う措辞に得心する。
「花散るや」の切れによって優しいものとの出逢いの数々が
懐かしく回想される。弧を描いて去って行ったものへの追憶
の情が季語によって増幅されている。


20.草笛や西も東も星ばかり(龍子)
【星人の評】
昨今、火星をはじめとして光度が上がった太陽系の惑星が、
早朝の空に散らばり美しいハーモニーを奏でている。
この句、そんなナマの自然描写だけでなく、
地球も惑星の一つと強く意識している。
この星を汚す権利は誰にもない。それなのに
想定外などという言葉でいっさい誰も責任を取らず、
見えぬものまで汚してしまった後悔が、
「星ばかり」に続く「なのに」に籠る。


22.浜遅日犬もときには沖を見る(一彦)
【石川順一さん評】
季語は「遅日」。
中村草田男の「はまなすや今も沖には未来あり」を
思い出しました。こちらは季語が「はまなす」で夏ですが。
犬の憂愁を思ったのでしょうか、
明るい感じの春光の中で犬の動作だけがフォーカスされて居る。
「犬もときには」と言う表現がちょっと気になりますが、
これもむしろこの俳句では表現効果表現内容共に高める事に
貢献して居ると思いました。


23.はくれんの蒼空ずらす力かな(ひろみ)
【加藤直克さん評】
白木蓮が蒼空に突き刺さるように咲く姿は鮮明きわまりないが、
どのように挨拶を入れるかが難しい。
「蒼空ずらす」はややあざとい感じもしなくはないが、
「力」がよく効いていておさまりがついているように思わる。
語呂合わせではあるが、「力」はまさに「地から」に通じる
ことから、蒼空にこの一瞬を刻みつけているからである。


【加藤昌一郎さん評】
白蓮は空を飛翔する為の容に生まれた。白蓮もそう思っている。
そしてある日空を飛んだ。いっせいに総ての花片を回転させ
大木ごと離陸したのである。肩で風切ってB29より凄い。
その勢いに蒼空も自己の領空侵犯をゆるすだけであった。


【鈴木浮葉さん評】
やっぱり「蒼空ずらす力」がすごいです。


【五島高資さん評】
早春、他に先駆けていっせいに咲く白木蓮は壮観である。
木の真下から見ると空を埋めんばかりの花盛り。
そこに天然造化の力を改めて感得する。


31.影持たぬは音符と数字春深し(浮葉)
【高橋雅城さん評】
音符と数字以外は影をもつ、しかも晩春の影だから
真夏の影ほどくっきりとしたものでもなく、
しかし影もまた存在感をしめしだしている。
影を持たぬものとして、音符と数字を取り上げたのが
意外であり新鮮であると思いました。後五も非常に生きています。


33.蝶々でしたボクサーになる前は(星人)
【生田亜々子さん評】
往年の名ボクサーを彷彿とさせるが、
どこかとぼけていてクスリとさせられる。
句跨がりと倒置が句の持つ味をより際立たせている。


34.朝掘りと筍さげて金城さん(桃江)
【福水ゆうさん評】
どこか自慢げな笑顔で玄関先に立つ近所の金城さん。






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