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zoom RSS 1月句会「結果」

<<   作成日時 : 2014/01/13 20:15   >>

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※次回2月句会は2句出しで
1月31日(金)午後5時投句締め切りです
選句は7日までの1週間です


 
特選句 選評集




5.注文の多い遺書あり雪女(龍子)

【加藤昌一郎さん評】
面白い。
「注文の多い」が色々な顔を持った句にしている。
さらりと詠んであるが、
今まで読んだ雪女の句では傑作の一つだと思う。



【高橋雅城さん評】
「注文の多い遺書」という表現が、なんとも唐突で
想像力をかき立てられ、しかもユーモラスですね。
遺書という以上、覚悟の上で自害をするのでしょう。
そういう切実を詠みながら、クスリと笑えてしまいます。
雪女の出る雪の夜の寒さと怖さを忘れてしまいそうです。




6.ドーナツの穴のあたりに去年今年(雅城)

【生田亜々子さん評】
ドーナツが季語と絶妙に連携し、
現代的でスタイリッシュな一句としている。
先人の名句などを想起させつつも、
また別の時間の流れを感じさせるのは
ドーナツの穴のなせる技だろう。




7.奉書紙に包むまごころ実万両(英和)

【石川順一さん評】
季語は「実万両」。シンプルな良さを感じました。
「まごごろ」は空回りし易いかも知れませんが、
そう言った一般論はともかく、この俳句ではまさに
シンプルに「実万両」を奉書紙に包んだと言うだけ
でしょう。一続きに切れが無い是非はともかく
この俳句ではそのシンプルな事実を「まごごろ」を
「包む」と言って居る。
贈答品をまごころを込めて包む。アルバイトなのか、
自分で購買したものなのか、
庭の実万両を自家製贈答品としたのか、
それは分からないけれども、分からないながらに
やはりシンプルな良さを感じました。




12.高天原のひだに差しぐむ初茜(直克)

【石田桃江さん評】
元旦の東の空がほのぼのと明るくなり
高天原(日本の国)のすみずみまで光がさしてゆく。
すがすがしく身も心も洗われる。
高天原と初茜の表現に天地のはじまりをも
思いおこされました。




17.彗星の消えし虚空や初明かり(英和)

【五島高資さん評】
間近くは、アイソン彗星のことかと思われますが、
そうでなくても儚い星の消滅と初明りの再生とが
うまく詩的昇華されていると思いました。



【せいじん】
新年を寿ぐ大きな景色だが焦点の結び方が異色だ。
人間の時間と太陽の時間の差がそうさせるのか、
人間は太陽そのものを推移変動の観念の含まない
不変の存在として捉え安心している向きがある。
しかし太陽は、
彗星を呑んだりフレア爆発を起こしたりするなど
刻々と表情を変える生き物である。生き物の
宿命としていつ終焉がきてもおかしくはない。
この句も、太陽の運行の一時点というより、
太陽自体の鼓動に焦点を当てている。
舞台としての「虚空」がいい。



21.星の火の蹠に届く初湯かな(高資)

【朝吹英和さん評】
無念無想でゆっくりと浸かる初湯。遥か宇宙の彼方
からの交信を足の裏に感じたという空想は初湯に
相応しい。「星の火」の導入も効果的。



【服部一彦さん評】
何もかも放下したような格好で
脚は浴槽の縁から外に突き出す。
だが星は忘れていなかった。



【真矢ひろみさん評】
エネルギーの源は宇宙の火という普遍で、
風呂、蹠という人の日常が
結びついたとき・・・俳句が生まれる





26.移り香のマフラー巻かる喉仏(穏子)

【加藤直克さん評】
相愛の男女ならば
ごく日常的な風景であり感覚なのかもしれないが、
ポエジーの主題となると、叶わぬ恋とか別れとか、
なにがしかの否定的な要素を思い入れてしまう。
喉仏というどこかごつごつした感覚が、
甘く切ない演歌調を拒否していると見るのは
行き過ぎだろうか。



【鈴木浮葉さん評】
こういう色っぽいシーンに飢えております。
どんな移り香なのか。「ミツコ」?「シャネル5番」?
喉仏も別名「アダムの林檎」ですから・・・。
どんなイブ(女性)が巻いてくれたのかしら?



【大津留直さん評】
淡い青春の恋の思い出が、
おそらく少し年上であろう
その女人の移り香と共に鮮明に蘇ってくる。
なぜかヘッセの『青春は美し』を思い出した。




30.寒椿別の夢より来てゐたり(星人)

【松本龍子さん評】
一読、雪のベールに鮮やかな赤い椿が
透けて見えてくる。
寒椿は冬の間に早咲きをするが
開いたかと思うと、突然落ちる。
顕在意識とは違う、白昼夢の無意識と
瞬間の鮮烈さが巧に表現されている。






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